くらし情報『既成概念の変換に挑戦し続けた芸術家 『ソール・スタインバーグ シニカルな現実世界の変換の試み』開催中』

2022年1月12日 22:00

既成概念の変換に挑戦し続けた芸術家 『ソール・スタインバーグ シニカルな現実世界の変換の試み』開催中

『ソール・スタインバーグ シニカルな現実世界の変換の試み』


アメリカでもっとも愛された芸術家の一人、ソール・スタインバーグの大規模個展『ソール・スタインバーグ シニカルな現実世界の変換の試み』が3月12日(土)まで、ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)にて開催されている。

スタインバーグは、神話化されたアメリカの理想像と現実とのギャップや、不気味で滑稽な不条理といった「見えない線」、「見えないもの」、「見えない言葉」、「見えない構造」を視覚化し、意味の変換、概念の変換に生涯挑戦し続けた芸術家。世間からも「描く文筆家」、「言葉と音の建築家」、「境界線上の芸術家」、「新しい思想の起案者」など様々に評されていたが、彼も、自分自身の肩書の曖昧さを積極的に受け入れていたようで、あらゆるスタイル、表現方法を試みていた。

日本初の大々的な個展となる本展では、和田誠事務所、ニューヨークのソール・スタインバーグ財団、フランスのマーグ画廊などからの協力により、ポスター、リトグラフ、エッチング、木版画を含む、合計約280点の作品を一堂に展示している。

今回、展示の監修を行った矢萩喜從郎が、「スタインバーグのドローイングを見せられたほとんどの人が、有り得る筈がない情景、と最初笑って反応したとしても、すぐに戸惑い、思考が停止し、宙吊りにされてしまう」

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