【ゲスの極み乙女。】初の生配信ライブレポ! アリーナで趣向を凝らした大忘年会!
「人生の針」など新作を中心にスタート
休日課長のスラップベースとリリカルなピアノが絡み合う最新アルバム『ストリーミング、CD、レコード』からの「人生の針」で幕を開けたライブ。コーラス&キーボードのえつことささみおというお馴染みのメンバーを加えた編成を取り囲むようなワイドなスクリーンには、映像が映し出され曲を幻想的に彩っていく。メンバーそれぞれにカメラが近づき、その卓越したプレイに肉薄できる感じ、いつもとはちがった角度でもライブが見られるのはこうして映像にこだわった配信ライブならではだろう。続く「キラーボールをもう一度」では、サックス、トロンボーン、トランペットのホーンセクションを交えたファンキーなサウンドで、一気に華やかできらびやかな空間に。「ロマンスがありあまる」では一転してモノクロの映像になって、そのアンサンブルのドラマ性をエレガントに引き立てた。また今回はAR(拡張現実)を用いた演出もあり「はしゃぎすぎた街の中で僕は一人遠回りした」では、歌詞のフレーズが街のさまざまなネオンサインとなり、そのネオンと言葉が溢れる街をさまようような感覚。グルーヴィなサウンドに乗せほな・いこかと川谷絵音のツイン・ボーカルが、アンニュイでシュールな世界を紡ぎ出していく「秘めない私」