くらし情報『新年を寿ぐ、幸福感あふれる展覧会『国宝 雪松図と吉祥づくし』12月1日より開催』

2022年11月17日 12:00

新年を寿ぐ、幸福感あふれる展覧会『国宝 雪松図と吉祥づくし』12月1日より開催

国宝《雪松図屏風》右隻円山応挙筆江戸時代・18世紀三井記念美術館蔵


東京・日本橋の三井記念美術館では、12月1日(木) から2023年1月28日(土) まで、同館のコレクションを代表する国宝《雪松図屏風》を中心に、吉祥主題を扱った様々なジャンルの作品を紹介する『国宝 雪松図と吉祥づくし』展が開催される。新年を寿ぐ、幸福感あふれる展観である。

《雪松図屏風》は、江戸中期を代表する画家・円山応挙の作。写生に優れた応挙の、その写生の到達点とも言える作品として、通常はリアルな迫真性や、構図、空間構成といった面から語られることが多いそうだ。

だが、今回は、《雪松図屏風》のもつもうひとつの側面に焦点をあてる興味深い試みとなっている。「松」という主題のもつ永遠不変や長命のイメージ、そして画面を覆うきらびやかな金泥や金砂子がもたらす祝祭的な雰囲気から、《雪松図屏風》は、実生活においては「おめでたい絵画」として愛され、三井家でも特別なハレの日に飾られてきたという側面である。

同展では、その《雪松図屏風》を囲むように、様々な吉祥モチーフの絵画、調度品、茶道具が並ぶ。中国で「百花の王」として愛され、日本でも「富喜の華」とされた「牡丹(ぼたん)」、中国から長寿のイメージが伝来した「猫」

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