くらし情報『メディアを横断し制作を続ける白井美穂の初期作品から最新作までを展観『白井美穂 森の空き地』12月16日開催』

2023年12月6日 11:30

メディアを横断し制作を続ける白井美穂の初期作品から最新作までを展観『白井美穂 森の空き地』12月16日開催

物語や錬金術書の挿絵などに想を得たイメージに、宇宙や生命の循環への思索が織り込まれているのもひとつの特徴だ。
同展は、洗練された造形と、深い思考を背景として複雑に意味を重ねて提示する手法が際立つ白井の35年に及ぶ創作活動を紹介するもの。1990年代前半に発表された初期の貴重な立体作品を約30年ぶりに再構成して最新作と合わせて展示するとともに、2000年代から華麗に展開してきた絵画を中心に、映像やオブジェを交えた展示構成を行うという。もの、空間、イメージが絡まり合うことで生まれる、複雑な意味や物語を内包する「迷宮」。白井が生み出すその「迷宮」を旅すれば、その先に開ける「空き地」で新たな発見がある——そんな予感をもたらしてくれる展覧会だ。
会期中は、アーティストトークや映像作品の上映会、対談なども予定されている。また、同館が継続して実施しているアーティストによる公開制作プログラムの第88回目として、今回は『髙田安規子・政子「くり返すカタチ」』が同時開催される。

<開催概要>
『白井美穂森の空き地』

会期:2023年12月16日(土)〜2024年2月25日(日)
会場:府中市美術館
時間:10:00~17:00(入場は16:30まで)

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