2022年9月20日 18:00
『誕生50周年記念 ベルサイユのばら展ーベルばらは永遠にー』華麗に開幕! 美しくも激しい“ベルばら”の歴史と世界観を堪能
本作は2000ページにも及ぶ大河ロマンだが、同展ではマリー・アントワネットとオスカルの二人に焦点を当て、カラーイラストや当時としては珍しい2色、4色の貴重な原画なども展示されている。物語の魅力はもちろん、躍動感あふれる力強い線や、読者の心に残る名台詞の数々が、色あせぬ感動を呼び覚ます。本編では描かれなかった秘話や真実を明らかにし、40年ぶりの新刊として話題になった『ベルサイユのばら エピソード編』の原画も公開されている。
©池田理代子プロダクション
©池田理代子プロダクション
第1章で見逃せないのは、オスカルが生涯でただ一度だけ身にまとったドレスの再現。このドレスは2007年12月から2009年1月まで全国を巡回した『ベルサイユのばら35周年記念展』のために、文化服装学院オートクチュール科の学生14名によって、約7カ月を費やして制作されたもの。池田氏はドレスが白色である理由について、当時の学生たちに「フェルゼンへの思いを断ち切ろうとするオスカルにウェディングドレスを着せるつもりで描いた」と説明したという。
©池田理代子プロダクション制作:文化服装学院オートクチュール科学生企画制作:メイプル
第2章は、「宝塚歌劇『ベルサイユのばら』」。