2022年1月28日 18:00
宝石を多角的に見て、知って、理解できる特別展『宝石 地球がうみだすキセキ』が国立科学博物館で開催
古代から魔よけやお守り、地位や立場を示すシンボルとして、さらに現在では宝飾品として、広く親しまれている宝石をテーマにした特別展『宝石地球がうみだすキセキ』が、国立科学博物館で2月19日(土)から開催される。
本展は、宝石の原石から豪華絢爛なジュエリーになるまでを、その歴史、種類、特性などあらゆる角度で分かるように、5章から構成されている。第1章では、地球内部でつくられる、宝石の原石(ラフ)を科学的視点で紹介。例えば、紫色が魅力的なアメシストは、地下の空隙に沈殿してできる結晶だ。その結晶の周りにある岩石が鉄分を多く含んでいるため、アメシストは紫色に発色する。会場には、2.5メートルもの巨大なアメシストドームもある。
第3章では、ダイヤモンドやサファイアというよく知られた宝石だけでなく、フォスフォフィライトやブラックダイヤモンドのようなレアストーンまで、200種類を超える宝石の、原石(ラフ)、磨いた石(ルース)が並ぶ。それらを「輝き」、「煌めき」、「彩り」、「強さ」といった宝石の価値基準で説明しながら、宝石の美しさを科学的に解説している。
特設コーナーの「光る宝石」にも注目したい。
第2章、第4章、第5章では、宝石を美しく見せる技術を紹介。