くらし情報『『中平卓馬 火―氾濫』東京国立近代美術館で 戦後日本を代表する写真家の約20年ぶりの大回顧展』

2024年1月11日 11:30

『中平卓馬 火―氾濫』東京国立近代美術館で 戦後日本を代表する写真家の約20年ぶりの大回顧展

大きな見どころは、多くの未公開作が並ぶこと。近年になってその存在が確認された《街路あるいはテロルの痕跡》のヴィンテージ・プリントや、日本では未公開の《デカラージュ》などが特に注目される。また、1974 年の東京国立近代美術館での『15 人の写真家』展に出品された48点組の大作《氾濫》が、半世紀ぶりに同じ会場に並ぶことも話題となろう。この《氾濫》をはじめとしたカラー写真の重要作が一挙に展示されること、また中平が社会にイメージを流通させる手段として重視していた雑誌の仕事を掘り下げるため、多数の掲載誌が紹介されるのも見どころとなっている。

常に時代や社会に批判的に対峙し、ラディカルな挑発の姿勢を貫いた写真家だった中平は、没後も国内外で大きな関心を集めている。同展は、充実した作品群と資料とともに、近年の研究成果も交え、中平の思考と実践の軌跡をたどれる待望の展覧会だ。

<開催概要>
『中平卓馬火―氾濫』

会期:2024年2月6日(火)~4月7日(日)
会場:東京国立近代美術館1F 企画展ギャラリー
時間:10:00~17:00、金土は20:00まで(入館は閉館30分前まで)
休館日:月曜(2月12日、3月25日は開館)

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