謎に包まれた新作『たむらさん』とは? 気鋭の劇作家・演出家、加藤拓也インタビュー
古田新太主演のドラマ『俺のスカート、どこ行った? 』、賀来賢人主演の『死にたい夜にかぎって』の全話の脚本、フジテレビ『不甲斐ないこの感性を愛してる』の脚本・演出など、映像作品でも存在感を高めている。
「一般的にマイナスだと捉えられがちな部分が、僕の演劇の中ではプラスになると思っていて、そういう凸凹なパーソナルな部分を大切にしたい」――。自身のクリエイティブを特徴づける部分について、そう語る。
シス・カンパニー、新国立劇場 小劇場、少人数芝居……そういった“枠組み”に関しては「特に意識することもないし、あまり関係ない」。ただひたすら、人間という存在の面白さをあぶり出す――。「たむらさん」とは何者なのか? たった3回の公演で何が語られるのか? 幕が開けるのを楽しみに待ちたい。
シス・カンパニー公演『たむらさん』
作・演出:加藤拓也
出演:橋本淳、豊田エリー
10月9日(金)・10(土)・11(日)
新国立劇場 小劇場にて上演
取材・撮影・文:黒豆直樹
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