石崎ひゅーい2年半ぶりのバンドツアー『宇宙百景』ファイナル 「みんなの表情の一つ一つが自分の音楽になると気付いた」【オフィシャルレポート】
と客席からツッコミが入ったのは大阪ならでは(笑)。その後も、『宇宙百景』の収録曲からアッパーな「スパノヴァ」や「ワスレガタキ」、心地良さげにオーディエンスも肩を揺らした妖艶な「デュラ・デュラ」と畳み掛けていく。
MCでは、「全国20カ所をバンドで回るなんて、思い返せばデビューの頃以来じゃないかな? 音楽をやっていろんな人と出会って、逆に別れもあって……しみじみします」と時折、物思いにふけりつつ「次にやる曲はそういう音楽をやれたから出会えた、クリープハイプの尾崎世界観(vo,gt)が作ってくれた曲を」と「あたしは恋をしている」を披露。石崎のチャーミングさを隠し味にしたアコースティックな楽曲には、とりわけ温かな気持ちで満たされる。さらにはドラマチックなミドルチューン「花束」、アイナ・ジ・エンドへ提供した「アイコトバ」と、エモーショナルなボーカルに何度も心を揺さぶられるゾーンが続く。「大阪はデビューの時からずっと見てくれている感じがして。成長しているかな俺?(笑) そんな大阪のみんなに愛を込めて」とささげた壮大なスケールの「アンコール」、サイケデリックでファンタジックな「バターチキンムーンカーニバル」