くらし情報『撮影OK! ポンピドゥーセンターの人気作品《パリ市》が初来日『パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展』10月3日より開催』

2023年9月15日 11:30

撮影OK! ポンピドゥーセンターの人気作品《パリ市》が初来日『パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展』10月3日より開催

マリー・ローランサン《アポリネールとその友人たち(第2ヴァージョン)》 1909年/ポンピドゥーセンター(1973年代物弁済) Centre Pompidou, Paris, Musée national d’art moderne - Centre de création industrielle © Centre Pompidou, MNAM-CCI/Audrey Laurans/Dist. RMN-GP


2023年10月3日(火)より、上野の国立西洋美術館では『パリ ポンピドゥーセンターキュビスム展—美の革命ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ』が開催される。フランス、パリの近現代美術の殿堂ポンピドゥーセンターから、初来日作品50点以上を含む約140点を展示する、日本では50年ぶり大キュビスム展だ。
「キュビスム」とは、20世紀初頭、パブロ・ピカソとジョルジュ・ブラックが創始した、20世紀最大の芸術運動。1907年前後、ポール・セザンヌの幾何学的なフォルムやアフリカの彫刻などに影響を受けたふたりは、モチーフをキューブ(立方体)のような断面に還元し、さらに再構成する絵画の表現を追求。その結果、遠近法や陰影法によって三次元の世界を作り出し、現実の世界を再現するという、ルネサンス以来の芸術の伝統から美術家たちを解放した。
同展では、初期における最もスリリングなキュビスムの冒険の軌跡を、ピカソ12点、ブラック15点というかつてないボリュームで追体験する。なかでもピカソの裸婦像に衝撃を受けて制作されたブラックの《大きな裸婦》(日本初出品)と、ポンピドゥーセンターが誇るピカソの傑作《肘掛け椅子に座る女性》は必見だ。

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