2022年12月16日 12:00
大阪で活躍した画家50名以上の日本画約150点を紹介『大阪の日本画』1月21日より開催
当時、大阪の裕福な家庭では女子に絵を習わせることが一般的に行われており、そこから力をつけた女性たちが画家となっていったという。
そのほか、当時の絵画に対する大阪人の好みが、床の間や座敷に飾って楽しめるあっさりとした絵であったこと、漢詩や漢文をたしなみ高い教養を誇った大阪商人たちの間で、文人画が大変な人気を博したことなど、様々な特徴が見えてくる。武士でもなく、公家でもなく、古くからの町人文化が育んだ、大阪の多様な日本画に、改めて興味が湧くに違いない。
中村貞以《失題》大正10年(1921)大阪中之島美術館【展⽰期間:1/21〜3/12】
菅楯彦《阪都四つ橋》昭和21年(1946)鳥取県立博物館【前期展⽰:1/21〜2/26】
生田花朝《天神祭》昭和10年(1935)頃大阪府立中之島図書館
島成園《祭りのよそおい》大正2年(1913)大阪中之島美術館
吉岡美枝《店頭の初夏》昭和14年(1939)大阪中之島美術館
<開催情報>
『開館1周年記念特別展 大阪の日本画』
会期:1月21日(土)~4月2日(日)
会場:大阪中之島美術館
時間:10:00~17:00(入場は16:30まで)
休館日:月曜(3月20日は開館)