くらし情報『『国宝 鳥獣戯画のすべて』6月1日より再開! 「動く歩道」で鑑賞、全巻全場面を同時展示する前代未聞の展覧会をレポート!』

2021年5月31日 18:00

『国宝 鳥獣戯画のすべて』6月1日より再開! 「動く歩道」で鑑賞、全巻全場面を同時展示する前代未聞の展覧会をレポート!

展示風景
甲巻にはほかにもシカやキツネ、イノシシ、ネコなど計11種、平安時代の日本でも目にすることができた動物たちが登場し、相撲をとったり、法会を行うなど、人間の営みを行う姿が描かれている。また、前半と後半では紙の質や墨線の太さや筆の運び方が異なることから、前半と後半は別の人物によって描かれた別の巻物だったとみられている。

『国宝 鳥獣戯画のすべて』6月1日より再開! 「動く歩道」で鑑賞、全巻全場面を同時展示する前代未聞の展覧会をレポート!

「鳥獣戯画」(甲巻)展示風景
「動く歩道」での鑑賞はここまで。会場を進むと、乙・丙・丁3巻の展示会場となる。


『国宝 鳥獣戯画のすべて』6月1日より再開! 「動く歩道」で鑑賞、全巻全場面を同時展示する前代未聞の展覧会をレポート!

「鳥獣戯画」乙、丙、丁巻、展示会場
乙巻は、さながら「動物図鑑」ともいえる巻だ。この巻には16種類の動物が登場するが、甲巻との違いは、それらが擬人化されていないということ。また、前半にはウシやイヌ、ニワトリ、ウマなど日本に生息していた動物が描かれているが、後半になると、ゾウやヤギ、麒麟、龍など、この時代の日本にはいなかった動物や空想上の霊獣たちも描かれている。
『国宝 鳥獣戯画のすべて』6月1日より再開! 「動く歩道」で鑑賞、全巻全場面を同時展示する前代未聞の展覧会をレポート!

「鳥獣戯画」(乙巻)展示風景
『国宝 鳥獣戯画のすべて』6月1日より再開! 「動く歩道」で鑑賞、全巻全場面を同時展示する前代未聞の展覧会をレポート!

「鳥獣戯画」(乙巻)展示風景
続く丙巻は、前半が人物戯画、後半が動物戯画という構成。前半は人間が囲碁や双六、将棋などをしている姿が、後半は擬人化された動物たちによる競馬(くらべうま)

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.