くらし情報『北斎たちの目に映った太平の世のサムライを紹介『北斎サムライ画伝』12月14日より開催』

2023年11月24日 11:30

北斎たちの目に映った太平の世のサムライを紹介『北斎サムライ画伝』12月14日より開催

葛飾北斎《冨嶽三十六景隅田川関屋の里》すみだ北斎美術館蔵(後期)


すみだ北斎美術館では、2023年12月14日(木)より、『北斎サムライ画伝』を開催する。浮世絵師・葛飾北斎とその門人たちが描いた様々なサムライを紹介する展覧会だ。
「武者絵」というジャンルの浮世絵や、戦いの場面などが描かれた版本のなかで北斎が描いたサムライは、その武勇伝が語りつがれてきたヒーロー的な存在だ。たとえば、南北朝時代の忠臣として名高い楠木正成や、源平合戦の際、船上の扇の的を射たことで知られる弓の名人・那須与一。北斎がヴィジュアル化したサムライたちは、江戸時代の人々が憧れていたサムライのイメージということがわかるだろう。
また北斎は、自らが生きた時代、すなわち戦のない太平の世に生きた、リアルなサムライの姿も描いている。日本各地から見える富士山を描いた有名な《冨嶽三十六景》のシリーズでは、隅田川関屋の里を馬に乗って猛スピードで駆け抜けるサムライや、参勤交代で千住の花街を行列するサムライの様子なども見ることができる。
また同展では、享保三年(1718)、因幡鳥取藩主・池田吉泰が八代将軍吉宗から拝領した《太刀銘信房作》(重要文化財)など、サムライの魂というべき刀剣も紹介。
《濤瀾刀(とうらんば)

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.