くらし情報『「もの派」を代表する美術家・李禹煥 東京では初の大規模回顧展が8月10日より開催』

2022年7月27日 12:00

「もの派」を代表する美術家・李禹煥 東京では初の大規模回顧展が8月10日より開催

《関係項》1968/2019年森美術館、東京Photo: Kei Miyajima


2022に開館15周年を迎えた国立新美術館。これを記念して、8月10日(水)より「もの派」を代表する美術家、李禹煥(リ・ウファン)の東京では初めてとなる大規模な回顧展が開催される。

李禹煥は、1936年、韓国の慶尚南道に生まれ、ソウル大学校美術大学入学後1956年に来日。その後、日本大学文学部で哲学を学び、1960年代末から始まった戦後日本美術におけるもっとも重要な動向のひとつ、「もの派」を牽引した作家として広く知られている。

李は、「すべては相互関係のもとにある」という世界観を、自然や人工のニュートラルな素材を組み合わせた作品を通して提示し、ものともの、ものと人との関係を問いかけてきた。またその世界観は、視覚芸術だけでなく著述においても展開され、1969 年、美術出版社芸術評論に入選した「事物から存在へ」などに示された深い思考は、「もの派」の理論的支柱にもなっている。
近年ではグッゲンハイム美術館(ニューヨーク、アメリカ合衆国、2011年)、ヴェルサイユ宮殿(ヴェルサイユ、フランス、2014年)、ポンピドゥー・センター・メッス(メッス、フランス、2019年)などで個展を開催。2010年には香川県直島町に安藤忠雄設計の「李禹煥美術館」

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