2024年4月13日 21:00
【ライブレポート】佐々木亮介、小山田壮平を迎え弾き語りツーマン第五夜開催「はっきり言うけど、挑んでます」
だった。エモーショナルに鳴らされる3連のギターストローク、そして〈君のハートに火が付いた夜の 話を聞かせてほしい〉というフレーズが広がる光景は、二人のシンガーソングライターが邂逅し、ともに音楽を鳴らすこのイベントの意義と強く重なっていた。
ラスト2曲もアルバム「時をかけるメロディー」の収録曲。音楽、メロディへの感謝と愛をストレートに描き出した「時をかけるメロディー」、そして、〈求め続けてよドリーマー 大志を抱いて羽ばたく〉という歌詞が広がった「サイン」。
精神的、物理的な旅のなかで生まれた楽曲たちを通し、アーティストとしてのさらなる深みを感じさせてくれる素晴らしい舞台だった。
そして佐々木亮介のステージへ。いつものように革ジャンで舞台に上がった佐々木はアコギをかき鳴らし、メロディに乗せて「Yeah!」とシャウトし、〈夜ふけの雨はまるで 汚れた冬を洗い流してゆくようだ〉と歌い始めた。
1曲目は「春の嵐」。
この季節にぴったりの楽曲――この日の朝まで東京には強い雨が降っていた――によって、佐々木の歌が“この瞬間、この場所”に溶け込んでいく。
続いては恒例の即興ブルースソング。