2021年10月2日 07:00
洒落た歌舞伎舞踊に時代狂言、世話狂言・・・贅沢な狂言建ての歌舞伎座「十月大歌舞伎」
この「吉祥院お土砂の場」に抱腹絶倒だ。「火の見櫓の場」ではお七が「人形振り」で吉三郎への思いの丈を表現する。
二、喜撰
桜満開の京都へ現れた喜撰法師。法師は茶汲み女お梶に見とれ二人のクドキに。ほろ酔い気分の喜撰は迎えにやってきた大勢の所化たちと賑やかに踊り庵に帰っていく。『六歌仙容彩』は天保2(1831)年初演の変化舞踊。なかでも「喜撰」は、桜の枝を錫杖に見立ててのチョボクレや住吉踊りなど、洒脱で軽やかさが人気の舞踊だ。
文:五十川晶子
『十月大歌舞伎』
2021年10月2日(土)~2021年10月27日(水)
会場:東京・歌舞伎座
授業参観日に来なかった父。息子「また約束破った…」しかし直後⇒「た、大変よ!」駆けつけた先生の言葉に…「え?」