2022年9月12日 19:00
【オフィシャルレポート】MONGOL800×WANIMAが対バンツアー完走「ワニパチと一緒にあそびーましょー!」
さて、モンパチパートは次の曲でラスト。最後はもちろん「小さな恋のうた」だ。モンパチの、というか、もちろんWANIMAも含め会場に集まったすべての人にとって大事な大事なこの曲。曲の途中でキヨサクは思わずマイクを客席に向ける。しかしまだお客さんに歌ってもらうことは叶わない。「本当は皆さんに歌ってほしいんですけど、そうはいかなくて。お客さんに頼りすぎていました。次のパート、5年ぶりぐらいに歌っています」と《夢ならば覚めないで》と歌い始めるキヨサク。
オーディエンスは声の代わりに手拍子でその思いに応えてみせた。
そして訪れた静寂の中に波の音が聞こえてくると、再びステージが回転。次はWANIMAか……と思いきや、またしてもWANIMA800のターンである。だが先ほどとは趣が違う。全員が椅子に座り、キヨサクはウクレレ、KO-SHINはアコースティックギターを抱えている。サッシとFUJIはパーカッションの前にスタンバイ。そしてそのキヨサクが歌い始めたのはWANIMA「1106」だった。『愛彌々』でもモンパチがすばらしいカバーを聴かせていたが、ライブではKENTAとキヨサクの声が重なり、楽曲にさらなる温もりを加えていく。