くらし情報『地震と疫病に見舞われた現代と合致!木ノ下歌舞伎『三人吉三』は現代人へのエール』

地震と疫病に見舞われた現代と合致!木ノ下歌舞伎『三人吉三』は現代人へのエール

初演は安政7年ですが、5年前には安政の大地震が江戸に壊滅的な被害を与え、2年前にはコレラによる多くの犠牲者が生まれていて、随所に昨日まで元気だった人が今日、急に死ぬという、死の近さや疫病の存在が散りばめられています。震災や大きな疫病を体験し、まだその真っただ中にいる現代の私たちにとって、この『三人吉三』は、また違った輝きを見せると思います」と現代に上演することの意義を強調する。

地震と疫病に見舞われた現代と合致!木ノ下歌舞伎『三人吉三』は現代人へのエール


この日、登壇したキャスト陣は全員、キノカブは初挑戦。
木ノ下歌舞伎では、歌舞伎俳優によって演じられている歌舞伎の映像のセリフや動きを俳優陣が徹底的に模倣する“完コピ稽古”を稽古前半に行なうことになっており、これまでと異なる初めての稽古を前に一同、戦々恐々……?

地震と疫病に見舞われた現代と合致!木ノ下歌舞伎『三人吉三』は現代人へのエール


坊主上がりの盗賊である和尚吉三を演じる田中は「(普段は役を)自分で生み出すことが多いんですが、今回はモノマネをするところから始まるという初めての経験です。家で繰り返し、(資料の)映像を見て、モノマネをしています」と語る。

地震と疫病に見舞われた現代と合致!木ノ下歌舞伎『三人吉三』は現代人へのエール


武家上がりのお坊吉三を演じる須賀は「上演前の台本を読みながら、2~3回閉じました(苦笑)。本当にこれをやるのか…? と」

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