2022年1月9日 16:00
Zepp Tokyoラスト3Daysオフィシャルレポ、歴史的名場面を生んだELLEGARDENとBRAHMANの競演
、「金星」、「スターフィッシュ」とベスト・オブ・ELLEGARDEN的な選曲が続いた。それにしてもバンドの勢いが止まらない。‟天井知らず”とはまさにこのことといった感じだ。先日ELLEGARDENは、今年2月から6thアルバムの制作に入ることを発表し、そのニュースには各方面から喜びの声が上がっていたが、こうして実際にライブを観てみると、今バンドが持っているエネルギーが既存の器ではもはや収まりきらなくなってきていて、だからこそ、バンド自身が新曲を求めている状態なのだろうと合点がいく。それこそ、結成から25年以上経っても新しい表現へ手を伸ばすバンドがそばにはいたわけで、受けた刺激もあったかもしれない。
2008年に松山サロンキティでBRAHMANと対バンしたことや、当時TOSHI-LOWから「なんで俺が終わっていくバンドと対バンしなきゃいけねえんだ」と一度断られたことに触れた上で、‟全ての伏線を回収してあの日の先へ行く”という気持ちで今ライブに臨んでいると語ったのは「金星」演奏後のMC。「今の俺たちは未来しか見てない。こんなのは初めてだよ」とのことで、要は、“終わっていくバンド”ではなくなった今だからこそ実現したのがこのツーマンだったというわけだ。