20回記念プログラムも。映画祭「東京フィルメックス」が本日開幕!
この2作をみるだけでもフィルメックスが映画作家たちと堅い信頼関係を築いてきたことがわかる。
ほかにもペドロ・コスタ監督の『ヴィタリナ(仮題)』、ジャファル・パナヒ監督の『ある女優の不在』、オリヴィエ・アサイヤス監督が1997年に発表したドキュメンタリー『HHH:侯孝賢』、その侯孝賢が翌年に発表した『フラワーズ・オブ・シャンハイ』のデジタル修復版など映画ファンが見逃せないタイトルが続々と並ぶ。
そして気になるコンペティション部門には10作品が選ばれた。ブリランテ・メンドーサがプロデュースを担当し、ヴェネチア映画祭オリゾンティ部門で審査員特別賞を受賞した『評決』、カンヌ映画祭の批評家週間のクロージングを飾った『春江水暖』、ロカルノ映画祭で審査員特別賞を受賞した『波高(はこう)』など注目の作品が集結。日本からは中川龍太郎監督の『静かな雨』と広瀬奈々子監督の『つつんで、ひらいて』がエントリーされている。他にも、歴代受賞作からファンの投票によって選出された3作品(『ふたりの人魚』『息もできない』『ふゆの獣』)の特別上映や、阪本順治監督の特集、有楽町マリオン内の施設で行われるVR上映、人材育成プログラム、シンポジウムなども開催。