主演作がカンヌ出品の西島秀俊、現地入りできず「行きたかった」と無念の表情
西島さんあっての映画。日本にすばらしい俳優がいるんだと現地でも示したい」と意気込みを明かした。
三浦は「私にとっても特別な経験でしたが、海外の人に見てもらえる機会は心からうれしい。初めてのカンヌなので、目に焼け付けたいです。レッドカーペットのドレスですが?何を着るかは決まっていますが、今は秘密です」と声を弾ませ、霧島も「見終わって心が震えた。こんなすばらしい作品が日本から生まれたんだと知ってもらえるので、ワクワクしかない」と現地入りに期待を寄せていた。
原作に惚れ込み、自ら脚本も手掛けた濱口監督は、第71階カンヌ映画祭のコンペティション部門に選出された『寝ても覚めても』、ベルリン映画祭で銀熊賞受賞を果たした短編集『偶然と想像』、脚本を手がけた『スパイの妻』がヴェネチア映画祭銀獅子賞に輝くなど、国際的な舞台でその名を轟かせている注目の俊英だ。
西島は「世界が注目し、これからもっと大きくなる濱口監督の作品に参加させていただき、光栄ですし、いち俳優として、すばらしい経験をさせてもらった」と振り返り、「フィクションなので架空の人物が、架空の人生を生きていますが、そこには真実が映っていて、見ている側に突き刺さる」。