くらし情報『北野武、深見千三郎、そして当時の浅草へのリスペクトも 音楽劇『浅草キッド』上演中』

2023年10月11日 12:00

北野武、深見千三郎、そして当時の浅草へのリスペクトも 音楽劇『浅草キッド』上演中

北野武、深見千三郎、そして当時の浅草へのリスペクトも 音楽劇『浅草キッド』上演中

北野武、深見千三郎、そして当時の浅草へのリスペクトも 音楽劇『浅草キッド』上演中


そして、この作品の要は深見だ。彼のそれまでの道程を見せるシーンは、まさに“山本耕史オンステージ”。ゲネプロに先立っての取材会でも山本は「衣裳チェンジが多い」とコメントしていたが、それも納得。武にとって唯一無二の師匠である深見の存在の大きさ、深見=山本のすごさを見せつけた。深見の最後の姿に至るまで圧巻で、「耕史さんの深見師匠は武さん(本人)に見てもらいたい」という林の言葉には頷くほかない。

北野武、深見千三郎、そして当時の浅草へのリスペクトも 音楽劇『浅草キッド』上演中

北野武、深見千三郎、そして当時の浅草へのリスペクトも 音楽劇『浅草キッド』上演中

北野武、深見千三郎、そして当時の浅草へのリスペクトも 音楽劇『浅草キッド』上演中


そうした人々に囲まれて、自分の進むべき道を求め、迷い、やがて光のあたる場所に行く武。1年以上前からレッスンを受けていたというタップダンスも、深見に初めて手本を見せられた時のぎこちなさから、何度も繰り返し練習し、やがて深見と並んでタップを踏む、その過程がまさに武の芸人としての歩みに重なる。林はそうした武の姿を、全身全霊をもって表現してみせた。林でなければ、この『浅草キッド』の武はなかっただろう。


北野武、深見千三郎、そして当時の浅草へのリスペクトも 音楽劇『浅草キッド』上演中
北野武、深見千三郎、そして当時の浅草へのリスペクトが感じられるステージは、明治座にて10月22日(日)まで。その後、大阪・愛知公演あり。

北野武、深見千三郎、そして当時の浅草へのリスペクトも 音楽劇『浅草キッド』上演中

音楽劇『浅草キッド』取材会より、前列左から)松下優也、林遣都、山本耕史後列左から)

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