2022年2月4日 07:00
ポール・ダノ「全く白紙から作り上げる機会をもらった」 『THE BATMAN-ザ・バットマン-』の敵・リドラーはどうなる?
バットマンの世界におけるヴィラン(悪役)の存在はとても重要だ。映画の中でも数多くのユニークなヴィランたちが物語を彩ってきた。過去にジャック・ニコルソン、ヒース・レジャー、ホアキン・フェニックスといった個性派俳優たちが怪演してきたジョーカーをはじめ、直近のバットマン映画『ダークナイトライジング』に登場するベイン、キャットウーマンもそう。どのヴィランも類を見ない独特の設定があり、あの手この手で悪の限りを尽くすが、底知れぬカリスマ性で高い人気を持つ。
本作に登場するヴィランは“最狂”と恐れられるサイコキラー・リドラー。殺害現場に不可解な、なぞなぞを残して去ることをトレードマークとしている愉快犯であり、その高い知能を駆使して仕掛けられる頭脳戦にはバットマンすら翻弄される。過去作『バットマンフォーエバー』では、ジム・キャリーが緑のタイツ姿でコミカルに演じ、ヴァル・キルマー扮するバットマンを食ってしまう存在感を放った。そんなギャグ満載のリドラーに対し、今回のリドラーはマスクの上に眼鏡をかけ、現時点では一切素顔は明かされておらず、異様さと狂気を感じざるを得ない唯一無二のビジュアルがインパクト大。