2024年1月26日 08:00
森崎ウィンが「ガンダムSEEDシリーズ」を通じて考える“愛”「あえて言わなければ分からないこともある」
引き出しを増やしてくれる現場だった
――ほかの声優のみなさんと収録は……。
それが僕だけだったんですよ。もうみなさんは録り終わっていて、錚々たる方々のリアルの生の声をその場で聞きながらやっていました。
福田監督が始まる前に「ガンガン行かないと食われるよ」って言ってらしたんですけど、ブースに入ってみなさんの声を聞いて納得しました。「うわー!なんじゃこりゃ!」って。
すごいんですよ、まだ絵が完璧にできていない中でも、そのキャラクターの動きが勝手に見えてくるぐらいのセリフ運びというか。「ローマへの道1日にはならず」じゃないですけど、昨日今日、声優始めましたみたいな人からすると、到底たどり着けないな、と思いました。
でも、だからこその良さも多分あると思うんですよね。
多分そういう意味で、グリフィンらしさは出せているのかな、と。福田監督はそこも多分大事にしてくださったと思います。
――森崎さんはこれまでにも錚々たるクリエイターの方とお仕事をされてこられたと思うんですが、福田監督ならではの凄みは感じられましたか。
ガンダムという歴史ある作品で監督をやるということもあって、怖い方なのかなと勝手に思っていたんですよね。