北斎が描いた日本列島各地のさまざまな山を紹介『北斎 大いなる山岳』6月20日より開催
などが各地に造られるなど、富士山は信仰の対象として尊崇され、親しまれていたのである。
同展では、この霊峰・富士をはじめ、山岳信仰の聖地として栄えた栃木の名勝、足利市行道山浄因寺の風景や、御殿山、愛宕山など江戸の低山や、長崎の稲佐山、また大阪につくられた人工の山・天保山に至るまで、北斎が描いた日本列島各地の山々を紹介する。これらの作品を通して、日本における山の信仰や、山での生業、また山に関する伝説や怪談など、日本人と山との関わりを見ていくと同時に、北斎の多彩な山の表現とその魅力をあらためて知ることができるだろう。
なお会期中は講演会やスライドトークなど関連イベントもあり。詳細は美術館ホームページで確認を。
<開催情報>
『北斎大いなる山岳』
会期:2023年6月20日(火)~8月27日(日)※会期中展示替えあり
会場:すみだ北斎美術館
時間:9:30~17:30(入館は17:00まで)
休館日:月曜(7月17日は開館)、7月18日(火)
料金:一般1,000円、大高・65歳以上700円、中学300円
公式サイト:
https://hokusai-museum.jp/