スピードワゴン小沢一敬、楽屋弁当が“日の丸弁当”じゃなくて残念? 話題のドキュメンタリー映画『日の丸~寺山修司40年目の挑発~』PRイベント
ドキュメンタリー映画『日の丸~寺山修司40年目の挑発~』の公開記念イベントが2月9日(木)、都内で行われ、寺山修司の大ファンだという小沢一敬(スピードワゴン)と作品を手掛けた佐井大紀監督が出席した。
時代の寵児・劇作家の寺山修司が構成を担当し、1967年2月の放送直後から抗議が殺到したTBSドキュメンタリーの問題作『日の丸』。当時、閣議でも偏向番組や日の丸への侮辱として問題視された同作を、佐井監督が街ゆく人たちに「日の丸の赤は何を意味していますか?」など、挑発的な質問を投げかけるスタイルを継承し、『日の丸~寺山修司40年目の挑発~』として現代に蘇らせた。
「僕が思う寺山修司さんという存在は、言い方が難しいですけど、軽やかな人。だからこそ、ヘビーな題材も、遊び心じゃないですけど、こういう視点で作られたのかなと」と語る小沢は、「メッセージ性というより、『世の中には、こんな見方もあるよね』っていう、視点を変えることの“気づき”をくれる。今はSNSもあるし、情報も多いから、答えを決めてしまいがちだけど」と作品の魅力を語った。
小沢一敬(スピードワゴン)
また、佐井監督が手掛けた『日の丸~寺山修司40年目の挑発~』については、「寺山修司が実験、挑戦したように、監督も同じようにした。ひょっとしたら、40~50年後にこの作品をもとに、次の世代のクリエーターが実験してくれるかもしれない。
ぜひどんなジャンルの映画なのか、劇場で確かめてほしい」とアピール。「ひとつだけ残念なことがあった」と切り出し、「今日の楽屋で用意してくださったのが、日の丸弁当かなと思っていたら、サンドイッチだった」と笑いを誘った。
佐井監督も、小沢が指摘する寺山の“軽やかさ”に大きく同意し「おもちゃにするじゃないですけど、センシティブな題材をクリエイティブな方法で、人々の心に波風立たせている。大きなクエスチョン・マークになりたい、それが寺山修司さんのやりたいことでは」と魅力を分析。「1967年は東京オリンピックと大阪万博に挟まれた年でしたが、2022年もちょうど同じで。世の中変わったと言われますが、定点観測的に何が浮かび上がるのか、今やる意味があると思った」と『日の丸~寺山修司40年目の挑発~』の意義を強調していた。
佐井大紀監督
取材・文・撮影:内田涼
<作品情報>
『日の丸~寺山修司40年目の挑発~』
2023年2月24日(金) 全国公開
監督:佐井大紀
出演:高木史子/シュミット村木眞寿美/金子怜史/安藤紘平/今野勉
語り:堀井美香/喜入友浩(TBSアナウンサー)
公式サイト:
https://hinomaru-movie.com/
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