2023年5月24日 12:00
キース・ジャレットの未発表クラシック音源『C.P.E. バッハ:ヴュルテンベルク・ソナタ集』登場!
(c)Henry Leutwyler
現代最高のジャズ・ピアニストのひとり、キース・ジャレットの未発表クラシック録音『C.P.E. バッハ:ヴュルテンベルク・ソナタ集』が、7月5日(水)にリリースされることが発表された。
1994年5月に自宅スタジオで録音されたまま、約30年間眠っていたという今回の録音には、『ヴュルテンベルク・ソナタ』全6曲が収録されている。キース曰く「チェンバロ奏者による『ヴュルテンベルク・ソナタ』を聴いて、ピアノ版のための可能性が残されていると感じた」とコメント。
初期C.P.E.バッハの代表作を、現代最高峰の即興演奏家でもあるキース・ジャレットがどのように表現するのか興味津々、7月5日(水)のリリースが実に待ち遠しい。
J.S.バッハの次男であるC.P.E.バッハの『ヴュルテンベルク・ソナタ』が作曲されたのは、1742年から43年。ベルリンのフリードリヒ大王の宮廷においてC.P.E.バッハに師事したヴュルテンベルク公爵カール・オイゲンに捧げられた作品だ。翌44年に出版されたこの曲は、バロックと古典派の間の時代を代表する傑作として高く評価されている。
過去の録音においては、カナダの鬼才グレン・グールドによる同曲の「第1番」