大女優にして女性映画監督のパイオニア・田中絹代の監督作品『お吟さま』デジタル配信開始!
昭和の名女優・田中絹代(1909年11月29日生-1977年3月21日没)が監督を務め、1962年に製作された映画『お吟さま』のデジタル配信がスタートした。
本作は今東光の原作小説を基に、茶道の名匠千利休の娘・お吟と、妻あるキリシタン大名・高山右近の、時代に翻弄された叶わぬ悲恋を描いた作品。
お吟は右近に思いを寄せつつも、石田三成が父・利休に持ち込んだ縁談により堺の豪商と結婚させられたうえに、豊臣秀吉に見初められ側女になることを強制される。
右近への愛を貫き通し、命をかけて権力に抗う女性の生き方を、華やかな桃山文化を背景に、優しく冴えわたる耽美的で繊細な演出で描く。
『お吟さま』(C)1962/2021 松竹株式会社
田中絹代は、日本映画の黎明期から銀幕を彩り、その歴史と共に歩んだ演技派大女優で、黒澤明、小津安二郎、溝口健二、成瀬巳喜男、五所平之助、清水宏、木下惠介といった巨匠たちに重用されたが、実は女優としてのみならず、女性映画監督のパイオニアのひとりと言える存在であったことは意外と知られていない。
そんな才人・田中絹代の、激動の生涯に監督した全6作品のうち、最後の監督作であり代表作がこの『お吟さま』だ。
昨年の東京国際映画祭でデジタルリマスター版が上映され、喝采を浴びたのが記憶に新しいこの珠玉のラブストーリーを、ぜひデジタル配信で堪能していただきたい。
『お吟さま』
監督:田中絹代脚本:成沢昌茂原作:今東光
出演:有馬稲子、仲代達矢、高峰三枝子、二代目中村鴈治郎、冨士真奈美ほか
1962年/カラー/約102分
■デジタル配信へのリンク
https://lnk.to/Oginsama
(C)1962/2021 松竹株式会社
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