2022年8月22日 12:30
ジョーダン・ピール最新作『NOPE/ノープ』謎の飛行物体の目撃を告白する緊迫の本編シーン公開 タイトル裏話も到着
僕にとってこの作品は、日常からの逃避みたいなものだし、観客も、皆さんの現実を忘れるきっかけになれば嬉しい」と当時を振り返りながらコメントしている。
タイトルのほかにも、オーティス・ジュニアが空の脅威に絶望してか、劇中で「NOPE」とつぶやくシーンも予告映像から確認できるが、たった一言であり、なんといっても一筋縄ではいかないピール監督作ということもあって、映画好きの界隈では様々な意味合いの憶測がなされた。
ピール監督はこのタイトルの意味について「“ノープ(Nope)”という言葉にはいろんな意味合いがあるけれど、例えば僕はいつも、作品を観てくれる人たちの頭の中を覗いてみたくなるんだ。で、思うにきっと、ホラー映画は観たくないとか、あんなに暗くて異常な世界なんて“ムリ(Nope)”と言う人が結構いるのではないかなと思った」
「タイトルはそういう皆さんへの誘い(いざない)でもある。“気持ちはわかるよ。確かに怖い映画だ。でもね、そんなあなたを知ったうえで、このジャンルに招待している。席を用意しましたのでどうぞ”という僕の気持ちを表しているんだよ。
特に僕ら黒人はシンプルに反応するしね。どうしても“ムリ!やめて!抜ける!俺、消えるから!”と言っちゃうから」