くらし情報『映画『関心領域』ザンドラ・ヒュラーらが裏側を語る特別映像公開』

映画『関心領域』ザンドラ・ヒュラーらが裏側を語る特別映像公開

というアドバイスをもらったと明かすクリスティアン・フリーデルは、キャラクターについて「彼は何を考えてるのか読み取れないはずだ。彼はいたって普通で時には退屈な男に映る。加害者には見えない」と分析。

妻のヘートヴィヒを演じたザンドラ・ヒュラーは「ヘス家のことは知らなかった。出演すべきか最後まで思い悩んだ」とオファーをもらった時の心境を告白している。

そんなふたりが演技に集中できるよう、グレイザー監督はヘス家が暮らした空間を用意。演者の目に入らないよう家や庭のあちこちに無人カメラを設置し、監督らスタッフは地下で機材を操作。延々とカメラを回し続け、彼らがどのように動くかを“観察”していたという。


膨大な撮影データを細かく繋げていく編集作業もかなりの労力を要するが、監督は「360度どこを見渡しても居住空間が広がっている。だからリアルさが増した。撮影した映像を並び替え、伝えたいストーリーを組み立てていった」と演者の自然な動作を中心に映画を作り上げていったと明かしている。さらに主演のふたりについて「(ルドルフとヘートヴィヒを)今の私たちを写す鏡としても捉えた。ふたりは真実を伝えることに心血を注いでくれた」

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