宮川春菜が初CDアルバムを発表。9月にはホール公演も開催
親も応援してくれました」
高校生になると「将来有望な高校生ギタリスト」として、知名度も全国区に。だが、卒業した2021年はコロナ禍の真っただ中。すぐ自由には活動できなかった。
日々研鑽を積んでレパートリーを増やし、行動制限期間ながら開催された数少ないコンクールにチャレンジした。女性ギタリストの先駆者・渡辺綾子の基金による「イブラ・グランド・アワード・ジャパン・コンクール」では「AYAKO WATANABE PRIZE」を受賞。翌22年、米国のカーネギーホールで、ヒメネスの「ルイス・アロンソの結婚」を演奏した。
「受賞者によるガラコンサートです。とても感動しました。
ホールの保管が行き届いていて、装飾が素晴らしくて、今も心に残っています」
さらに23年には「スペインギター音楽コンクール」第2位、今年24年は「J.S.バッハ国際ギターコンクール」で優勝と、受賞歴を更新。
アルバムも録音し、『Strelitzia(ストレリチア)』と名付けた。「輝かしい未来」の花言葉を持つ、南アフリカ原産の特徴的な花の名前だ。熱帯の優雅な鳥の姿に似ていて「極楽鳥」と呼ばれたりもする。
収録は、タレガ「アルハンブラの思い出」