2023年9月4日 11:05
DREAMS COME TRUE、4年に一度のドリカムワンダーランドが東京ドームで終幕 オフィシャルレポート到着
例えば、「G」「YES AND NO」「羽を持つ恋人 - DCT Version -」では、コロナ禍のあいだにリリースした楽曲で描いたメッセージを伝え、「未来予想図」「未来予想図Ⅱ」「ア·イ·シ·テ·ルのサイン 〜わたしたちの未来予想図〜」では、まるで映画のようにひとつのストーリーで魅せた。
本編最後のブロックは、DWLの(あえて言うが)実は真骨頂のファンキーグルーヴ全開のバンドサウンドで5万人超のオーディエンスで満員となった会場を踊らせた。その中にあって、ロックとヒップホップの要素をミクスチャーした超攻撃型の彼らの最新曲「スピリラ」のステージパフォーマンスは圧巻だった。何より、彼らがバンドの始まりから一貫して大事にしてきた、音楽的な野心や探究心というものが、このもっとも新しい曲が入ることでわかりやすく伝わったのではないかと思った。ライヴも終盤に差し掛かってさらにエンジンがかかったようにパフォーマーとバチバチに踊る吉田美和の姿に、ドリカムが最強のライヴバンドであることを改めて思い知らされた。
本編ラストに披露した「あの夏の花火」では、曲間に「みんなで一緒に花火見よっか」と吉田美和が言うと、ステージ全体からいくつもの花火が打ち上げられた。