言葉を排した小野寺修二の新作『どこまでも世界』は何を描くか
カンパニーデラシネラはこれまで、公演ごとにメンバーを選ぶ形で上演が行われてきた。けれども今年度からはメンバーが固定された新体制として再出発している。前作『見立てる』で台詞が削られ、身体の表現によって作品が立ち上がっていたが、今作ではそこからさらに進化して、虚構と現実がシームレスに連なっていく世界が描かれるという。
カンパニーデラシネラ『見立てる』
舞台の可能性を追求し続ける今作は、他では味わうことのできない体験になるだろう。
文:釣木文恵