2021年6月28日 11:30
HYDE、20年越し『ROENTGEN』再現するオーケストラツアー開幕「みんなに夢を届けられたら」
「『ROENTGEN』を作っていた当時はデジタルだったりダンスミュージックだったりが盛り上がっていて、こんなアコースティックなアルバムは誰も求めていませんでした。まさに時代に逆行するというか、単純に自分がやりたいことをやっただけっていう感じだったんですけど。でも僕、ロックって音がうるさいだけじゃなく、反抗するとか時代を変えていこうとする、そういう意味もあると思うんです。あのとき『ROENTGEN』を出すというのは僕にとってはロックだったんですよね。静かなアルバムではあるけど、時代に逆行するっていう気持ち。それが当時の僕なりにかっこいいなと思っていて」
コンサートの終盤、HYDEはそう告白し、今作っているアルバムも世の中に必要とされているかはわからないけど、世間の主流に乗っかるのではなく自分なりに納得できる作品を作り上げて世に送り出したいと想いを語る。
そして「このアルバムを20年も聴いてくれてありがとうございます。本当に君たちは僕の良き理解者です」と感謝を告げ、「こういう状況ではあるけれど、今日は夢を見られたと思うんです。
僕もすごく楽しかったし、みんなにもきっとここに来てよかったと思ってもらえたんじゃないかなって。