緊急走行のパトカーが速度超過で処分対象に!? 一体何キロまでOK?
11月9日、中国のネットメディア「今日頭条」において、日本でパトカーや消防車などの緊急車両が出動している動画記事が報じられました。一般のドライバーたちが自発的に停車し、道を譲っている様子も紹介されており、「中国とは違いすぎる」と伝えられていました。驚きの理由として、中国では権力を誇示するために“緊急ではない”ときでもサイレンを鳴らしているから、といったコメントが見られました。
そんな中国からすると緊急車両に対する認識が異なる日本ですが、パトカーや消防車だけではなく、ガス会社の車両や赤十字社といった車両も、赤信号で走行していたり、法定速度よりも早い速度で走行しているところを見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。
このように日本では、民間、公共の車両を問わず意外にも多くの車両が緊急車両として認められているようですが、どのような車両が、どのような理由でどのような場合に緊急走行ができるのでしょうか?また、緊急走行している時に制限速度はあるのでしょうか?
*画像はイメージです:https://pixta.jp/
■どのような車両が緊急走行できる?
道交法では、追い越しや、赤信号の停止義務が定められていますが、例外として、緊急自動車は、赤信号を通過できたり、速度制限が緩和されたりしています(道交法39条、41条、道交法施行令13条)。