くらし情報『あなたはどれくらい知ってる?裁判の基礎知識』

2017年3月2日 18:00

あなたはどれくらい知ってる?裁判の基礎知識

検察官は証拠を提出して、裁判官はこれを見聞きして、被告人(検察官により訴えられた人)が有罪かどうか、有罪である場合にどのような刑を科すべきかを決めます。これがまず一つ。

もう一つは、刑事事件以外の裁判です。正確には語弊があるかもしれませんが、「民事裁判」と言ってしまってもいいかなと思います。刑事裁判が、犯罪に関する有無等を決める裁判であるのに対し、民事裁判は主に人や会社の揉め事を解決する手段と位置付けられます。

分かりやすい例を挙げると、「貸したお金が返ってこないから返してもらいたい」という人と、「お金を借りた覚えがない」という人が揉めたときに、どちらが正しいか決める場が民事裁判ということになります。

細かく分類すれば、刑事裁判以外の裁判としては、夫婦や親子といった身分関係に関する人事訴訟、国や市町村を相手にして起こす行政訴訟といったものもありますが、犯罪に関する裁判以外の、揉め事を解決するための裁判という意味ではこちらの分類になります。 

■一般的な民事裁判について

ここでは、一般的な民事裁判についてご説明いたします。
先ほどの、「お金を貸したが返ってこない」という例でご説明します。

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