犬が通行人に噛み付いて怪我をさせてしまった…飼い主に責任は?
ペットは家族同然の存在。戯れているときが、「最高の癒やし」と感じている人も多いのではないでしょうか。無邪気に懐いてくるペットは、やはり愛おしいものです。
そんなペットですが、生き物であるだけに必ずしも人間のいうことを聞くわけではありません。本能のままに赴き、他人に迷惑をかけてしまうこともあります。
極稀に発生するのが、飼い犬が第三者に噛み付いて怪我をさせてしまうケース。この場合、当然怪我をさせられた側は、治療費の請求などの責任を飼い主にとってもらおうとすることでしょう。
しかし、実際に噛み付いたのは人間ではなく「犬」。
飼い主には責任が発生しないようにも思えます。実際のところ、どうなのでしょう?
Q.ペットが噛み付いて第三者に怪我をさせてしまった場合、飼い主に責任が発生しますか?

*画像はイメージです:https://pixta.jp/
A.発生します
民法718条に以下のような規定があります。
動物の占有者は、その動物が他人に加えた損害を賠償する責任を負う。ただし、動物の種類及び性質に従い相当の注意をもってその管理をしたときは、この限りでない。
2.占有者に代わって動物を管理する者も、前項の責任を負う。