子どもでも簡単に獲れる? アサリがたくさんいる場所
だが、海にはアサリ以外の貝も生息している。
「一番メジャーなのは『バカガイ』と呼ばれる貝です。形状はアサリと似ていますが、表面がツルツルしており殻が薄く、割れやすいのが特徴。お寿司屋さんでは“青柳”として提供されるおいしい貝ですが、砂抜きが大変なのが欠点ですね。運がよければ“ハマグリ”がいることもありますよ」
ちなみにバカガイの砂抜きは沸騰した塩水に入れて貝が開いたら、貝から一つひとつ身を取り出して砂を洗う。さらに水を変えて同じ工程を何度も繰り返す必要がある。
ほか「ツメタガイ」「サルボウ」「カガミガイ」など、あまり知られていない貝がいることも。正体や食べられるかどうかがよくわからないときは、係員の人に確認したほうがいいだろう。
獲れたアサリに真水や海水を入れて持ち帰るのはNG!
アサリが獲れたら、次は持ち帰る準備が必要。クーラーボックスなどに入れるときの手順は以下の通りとなる。
「まずは真水で洗い、貝の口を閉じます。こうすることで貝の鮮度が保たれて日持ちがしやすくなります。そして保冷剤と一緒にクーラーボックスなどの容器に入れて、そのまま持ち帰ります。保冷剤は直接入れるとアサリが冷凍焼けする可能性もあるので、できれば新聞紙などに包んだほうがいいですね。