子どもに聞かれても安心!「端午の節句」と「菖蒲」の関係は?
5月5日は、男の子の健やかな成長を願う「端午の節句」です。端午の節句は、こいのぼりや五月人形を飾ったり、ちまきや柏餅を食べたりする日というイメージが強いですが、「菖蒲湯」に入るというのも有名ですよね。
どうやら「端午の節句」と「菖蒲」には深いつながりがあるようなのですが、きっと詳しく知らない人も多いはず。そこで今回は、「端午の節句」と「菖蒲」の関係について調べました!
「端午の節句」にはどうして「菖蒲」?
菖蒲とは、蒲(カバ・ガマ)のような、細長く丸みを帯びた花の穂をつける植物のこと。「悪鬼を払う」と言われていて、昔から端午の節句には菖蒲が使われてきました。
一般社団法人日本人形協会によると、勢力の中心が貴族から武家に移った江戸時代あたりから、「菖蒲」が端午の節句に欠かせないものになったといいます。「菖蒲」と武を重んじる「尚武」がどちらも「しょうぶ」と読むことから、「端午の節句」を「尚武の節句」として祝うようになったのだとか。昔は、家の跡継ぎ=男の子という考え方が主流だったため、生まれてきた男の子が無事に成長し祈り、一族の繁栄を願う行事として定着していったそう。
また、「菖蒲」