くらし情報『残暑に楽しむ! 花火の絵本3選』

残暑に楽しむ! 花火の絵本3選

「ドーン」「キラキラキラ」「シューッ」といった擬音語がメインで構成されており、シンプルながら、臨場感を味わうことができます。
大人が見てもため息が出るほど繊細で美しい絵も、特筆すべきところ。黄色、赤、緑……鮮やかな花火が、濃紺の夜空に弾けます。星のように、花のように、そして最後はかわいらしい様々な形になっていく花火。子どもが「本物の花火を見てみたい!」と思えるような一冊です。

「はなびのひ」(作/たしろちさと)

舞台は動物たちが暮らす江戸の街。たぬきのぽんきちは、花火大会の準備に出かけた花火職人のおとうちゃんに握り飯を届けてほしいと、おかあちゃんから頼まれます。すると、ぽんきちがでかける様子を見た街のみんなが、「もうはなびのじかんかい?」と早とちり。
みんな仕事やら何やらほったらかして、ぽんきちの後からついてきて、おとうちゃんのところにつく頃には大行列に! おとうちゃんはびっくりして、早めに花火を打ちあげだします。
大きく鮮やかな花火はもちろん、細やかに描かれた江戸の街、花火を楽しみにする動物たちの表情など、隅々まで見ごたえがある一冊。物語の結末も、ほっこりさせられます。

日本人にとって、花火は特別な娯楽。その醍醐味を親子で味わえる3冊です。

新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
漫画家・脚本家募集LPバナー 上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.