国債とは?基礎知識&メリット・デメリットを専門家が解りやすく解説!
国債は、購入後1年間は解約ができません。その後は償還期限前であっても手放すことができ、流動性資金として使用することもできます。ただしこの際、所定の手数料がかかりますので、いつでも自由に解約してしまうのは危険です。
あくまでも国債は、償還期限まで保有してもらうことを前提として最低金利を設定したり、元本保証をしています。3年、5年、10年などの決められた償還期限を守ってもらうことで、元本に利子をつけて戻すことを前提としていますので、時期によっては中途解約は非常に損をする場合があります。
短期的に大きな利益を生み出すことはできない。
メリットで挙げた「安定性」が、安定を求めない投資スタイルの方にはデメリットとなります。これまで解説してきたように、国債は非常に緩やかに、償還期間までの間に少しずつ利益を増やしていく商品です。
このような性質から、国債を長期間保有していても、将来的に元本の倍の価格になることはあり得ません。
外貨運用、株やFXのように、元本保証はなされなくても短期的に爆発的に利益を生む投資スタイルとは真逆ですので、そのような運用を行いたい方にとってはデメリットになると言えるでしょう。