2022年2月15日 00:00
熊本県菊池市の地域活性化に向けて#2【福田政隆】挫折・葛藤を乗り越え起業へ
日体大では、4年生最後の大会の決勝のみ、監督ではなくキャプテンがベンチメンバーを選びます。当時のキャプテンは、卒業後に海外のプロリーグに進むなど、日本水球会のパイオニア的存在の方で、私にとっては憧れでもありました。
高校時代、水球の全国大会への出場もかなわなかった私にとって、その方にメンバーとして選んでもらえたことは、大変な喜びであり自信も与えてくれました。今でも実は密かに誇りにしています。
その時は知りませんでしたが、監督からはプレーはもちろん、頭もよくまとめ役もできる人物だとかなり評価していただいていたようで、「近い将来、大学カテゴリーの日本代表キャプテンに指名したい」と日体大の監督から、わざわざ親に手紙が送られていたほどだったそうです。
ただ、華々しい活躍の一方、自分の中で徐々に葛藤が生まれ始めました。
「こんな強い選手たちの中では、いくら頑張ってもかなわない・・・」
「どんなにきつい練習をしても、日本代表にはなれない・・・」
いつしか、こんな思いがたびたび頭に浮かぶようになっていたんです。私自身は、徐々に自分で自分を追い込むようになっていきました。
今考えると、自己評価が低かったのだと思います。