【新刊】魚住陽子 遺稿掌編小説集『野の骨を拾う日々の始まり』 10月11日発売 駒草出版
詩から散文へと表現方法を転換していく、若き日の魚住陽子の瑞々しい感性が光ります。
『夢の家』を皮切りに、『坂を下りてくる人』『半貴石の女たち』『五月の迷子』と続いた、加藤閑編纂による魚住陽子の未刊行小説を書籍化する試みもこれで最後となります。埋もれさせてしまうには、あまりに惜しい作品を堪能していただければ幸いです。
《収録内容》
<小説>
草の海
チョコレート夜話
花火の前
煮干のごろん
野の骨を拾う日々の始まり
草の種族
川原
鵙日和
<エッセイ>
恍惚として乾酪黴びたり
文学周辺を遠く離れた読書について
思いつめる日々
<付録>
詩編「草の種族」
同人誌時代の作品について三浦美恵子
あとがき加藤 閑
野の骨を拾う日々の始まり - 駒草出版 :
https://www.komakusa-pub.jp/book/b10086729.html
【魚住文学の世界へ ── 好評既刊のご紹介】
■水の出会う場所
水の出会う場所 - 駒草出版 :
https://www.komakusa-pub.jp/book/b10038666.html
寂しさは惨めだろうか- 流れ去るしかない生命の煌めきと翳りを水の模様のように描いた物語。