大矢一穂個展「エヴァの呼吸」11/15よりMEDEL GALLERY SHUにて開催
私自身その末端として自分自身の見たもの、感じたことを絵画にして、物語っているつもりです。
今回の展示で、現代の日本を生きる女性として、私の感じた、歴史に息づく女性の存在、『エバの呼吸』をみなさんにも感じていただければと思います。
大矢一穂
■アーティストステイトメント
私の作品は、人間関係と、その社会の中で起こる物語を描いています。抽象的な作品、具象的な作品どちらを通しても、そこには常に人間の存在や物語が存在しています。その物語を、私の手で絵画として紡ぎ出すことが私の目標です。
物語を紡ぐということは、かなり人の精神的・思念的な部分に依存している行為ですが、反面、絵を描くという行為はかなり身体的なものではないでしょうか。目で見て、手を、体を大きく動かしていく中で作品は生まれていきます。絵のサイズの大きさによっては手が届かず苦労する部分もあるほどです。
このように精神・身体、両面によって紡がれる絵画の物語であるからこそ、霊的なものと肉体的なものを併せ持つ、まさに『人間の物語』として、絵画は機能するでしょう。
■プロフィール
1997年愛知県生まれ
2017年金沢美術工芸大学入学
2019年連続展示、浮遊する変体Vol.1 個展「Bite a picture」