【社会・政治】【心理学】【臨床心理学・精神分析】カテゴリー1位獲得 元サラリーマンの精神科医が教える 働く人のためのメンタルヘルス術
人のために、
現状の把握の仕方、回復のためにやるべきこと、
医療機関とのつきあい方、治療について、薬について、
回復(リワーク)までの段階について、といった具体的な対処法を提案する。
事例として、
30代女性(リモート体制での転職で、追い詰められ発症)、
30代男性(常軌を逸した長時間勤務で倒れ、発症)の、
発症から回復までの流れを追い、担当医としての著者の見解も掲載。
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クリニックを訪れる患者さんに、
「私は、元に戻れるんでしょうか?」
と、よく聞かれます。
僕は、「元には戻れません」と答えます。
皆さんが絶望的な顔をします。
僕は、言います。
「前よりも、もっといい状態になりますよ」
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本書では、
メンタル不調を自覚した段階から、
最もいい回復をするために知ってほしいことを、お話していきたいと思います。
メンタル不調は、それによってその方の人格や人間性が変わってしまうものでも、
今後のことが駄目になってしまうものではありません。
回復して、前よりさらに良くなっていけることを、
知っていただきたいと願っています。
―――はじめにより
■目次
●第1章心の水位が下がってどうしようかと思ったら
コラム1メンタル不調ではないかと思ったら
仕事の量、質、人間関係に改善の余地があるかどうか考える
・メンタル関連で病院に行っても精神安定剤をだされるだけと聞きましたが、
それでも受信したほうがいいのでしょうか?
・精神科で処方される薬を飲むと、廃人のようになってしまうと聞きましたが、
本当ですか?
・病院を選ぼうとネットを見たら、悪い話が書かれているところばかりでした。