2022年3月1日 00:00
熊本県菊池市の地域活性化に向けて〜「地域×IT×マーケティング」の掛け合わせで地域社会の可能性を拡大〜#4 【福田政隆】
昨年2021年は、今後の菊池市のまちづくりについて議論を重ね、市に提案をする「第3次総合計画策定審議会」のメンバーとしても活動しました。
多くの課題を抱えている地域が「どのような未来を目指すべきなのか」について、地元の自治体とも連携し、地域のニーズについても検討しながら、課題を解決するための新しい取り組みを提案。そして、大学で学んだ公共経済学の知識や研究をはじめ、ITやマーケティングの専門家としての立場からもアドバイスを行ってきました。
廃校になった小学校をオフィスとして活用
一方で、熊本に戻った後、私自身のビジネスの拠点としてオフィス探しを始めました。その際、最初はよくあるビルの一室のような部屋を検討していたのですが、何か地域に貢献したいと市の関係者の方と情報交換をしていたところ、なんと廃校になった小学校をオフィスとして借していただくことができたのです。
実は、日本の地域では少子化にともない、児童数が年々減っている影響で、全国でみると毎年約470校もの小学校が廃校になっている現状があります。私は、市の貴重な財産である廃校施設をオフィスとして借りることで、何か地域に新しい価値を生み出したいと考えました。