女優 草刈民代の心に響いた『マリー・ロージー展』本日より日本初開催!
凝り固まった感性で見るのではなく、頭を揉みほぐして、柔らかくしてから見るのが良さそうだ。
草刈は、1枚の猫の画の前で足を止めた。「人々がサッカーに熱狂している。そこで世の中とは関係なく凛としている姿から、感じるものがありますね」と、作者が発するメッセージを受け止める。
相反するものを1つの画面に入れたいというのが、マリーの考えだという。この時代の画家として、自分の作品を通して、社会に貢献したい、問題意識を投げかけたい。画に言葉はないけれど、感じて、想像してもらいたい、という思いが、どの作品にも必ず含まれている。
子供が見れば、豊かな発想で、意外な感想を教えてくれるかもしれない。
多様なモチーフを描いた、原画約70点が公開されている。クリスマスの時期、幻想的な世界に触れてみてはいかがだろうか。
高祖父ポール・セザンヌの魂を継承する
『マリー・ロージー展』~予測不能な画家・終わりのない変革~
会場:代官山ヒルサイドフォーラム
住所:東京都渋谷区猿楽町18−8 ヒルサイドテラスF棟
会期:2021年12月15日(水)〜12月26日(日)11:00〜19:00(最終入場18:30)
入場料:一般500円/大学生以下無料
アクセス:東急東横線[代官山駅]3分、日比谷線[中目黒駅]7分、JR[恵比寿駅]10分
公式ホームページ
http://www.art-obsession.co.jp/691
撮影:福岡諒祠(GEKKO)