「能・狂言」を通して現代の家族を考える 『継承_承継2021』東京公演上演間近 カンフェティでチケット発売
の物語
100年後の未来のために、次の世代へ、何を伝えていくのか。
「能・狂言」は、現存する世界最古の舞台芸術として、2008年にユネスコの無形文化遺産に登録されました。 大藏流は、戦争など幾多の苦難を乗り越えながら、650年を超えて受け継がれてきました。それは、親から子へと、口伝と身体的体験によって伝えていく芸の「継承」に始まり、名前や精神そして大藏流そのものの「承継」を意味します。一方で、現代社会では少子高齢化に伴う核家族化や、地方での事業承継問題が重くのしかかっています。
そこで本公演では、能楽師狂言方大藏流 大藏基誠(おおくら・もとなり)と康誠(やすなり)親子による大藏流狂言舞台とともに、その継承の瞬間を描いた映画「よあけの焚き火」、そして事業承継を重ねてきた 桜映画社 監督土井康一と大藏基誠による対談を通して、「 継承_承継 」のエッセンスを紐解いていきます。
狂言の演目は、映画内でも大藏基誠・康誠親子が稽古していた「痿痢(しびり)」。撮影当時 10歳の康誠が、13歳になり舞台に立つ姿は、まさに芸が継承されていく瞬間を目の当たりにする貴重な体験となるでしょう。
家族、企業、地域、社会など、今を生きるすべての「家族」