2024年2月6日 10:00
人形劇『花田少年史』3月に川崎市アートセンターで上演 カンフェティでチケット発売
(講談社『モーニングKC』所載)
劇団代表・中村孝男のコメント~公演のテーマは「人が人といることで前に進める」~
新型コロナウイルスの世界的蔓延から4年が経ちました。私たちひとみ座はコロナ禍を人形劇という活動に希望を捨てないで頑張ってきました。その中で、改めて人形劇の魅力は想像力によってみている子どもたち、大人たちが心を豊かにすることだと思いました。私たちはこの逆境の中でかえって足場がしっかりしたと感じています。そして「コロナ禍からの脱却の今、私たちが発信するのは何か」と劇団全体でアイデアを出し合い、笑いあり涙ありの漫画「花田少年史」を選びました。一路という少年がひょんなことからオバケと交流する能力を得て、オバケがこの世に残した思いを叶える中で、さまざまな人生を垣間見て少し成長していく話ですが、私たちが75年にわたり創り続けてきた人形劇は、モノに思いを託し、ドラマを生み出そうとするものです。その人形たちそれぞれに想いがこもっているのです。人形たちに願いがあるとすれば、それを叶えてあげられるのは私たち。
人形にとって一路のような存在であるとも言えます。
ひとみ座75周年記念公演「花田少年史」