各住設メーカーの給湯器納期遅れが深刻化しています。8月下旬頃から生産国であるベトナムのコロナ禍による長期ロックダウンが影響していたことは先般の報道のとおりです。しかし、生産拠点を移したことで11月頃より納期回復の見込みが出てきており、生産体制による大幅な遅れは免れたものの、今度は受注殺到による納期遅れが予想されます。これにより、新築の引渡しや着工にも遅れが生じ、さらに給湯器入荷後の引渡しラッシュにより、引渡し時の説明に不備が生じる可能性もあります。
ホームインスペクション(住宅診断)、マンション管理組合向けコンサルティングを行う “不動産の達人株式会社さくら事務所”(東京都渋谷区/社長:大西倫加)は、今後給湯器の供給が回復した後の“余波”を予測。施主がどのような点に気をつけるべきか、当社の住宅専門家であるインスペクター(住宅診断士)が引渡しの際の留意点をまとめましたので公開いたします。※詳細は当社HPのコラムにて公開
■給湯器入荷後の一斉引渡しによる影響
入荷後は一斉に取り付けが始まり、引渡しが行われます。引渡しが混み合うと、現場監督は極めて多忙になり本来必要な引渡し時の説明に時間がかけられず、説明不足となることが通常の年度末でも散見されるため、今後給湯器の入荷が開始された場合も同様の「説明不足の事態」